沈まぬ太陽、パリに狂いて《パリ記2》

旅先の遊覧船が好きだ。乗るなら旅の序盤がいい。今からこの地を旅するのだと思えば気分も盛り上がる。韓国では漢江(ハンガン)、大阪の道頓堀川ですら船に乗った。パリに来たとなれば、セーヌ川クルーズは外せない。 マジックアワーを狙い、日没に合わせて21時半に乗船した。そう、5月下旬のパリの日没は21時半だ(!)。まだ明るく、船上から河岸に集まった人々の姿がはっきり見える。 若者ははしゃぎながらドリンクをあおり、船上レストランでは大人がグラスを傾ける。歌う人、踊る人、笑い転げる人。「楽しそうですねー」、「酔っ払ってセーヌ川に落ちないのすごくない?」。我々は景色以上に、明るい夜を謳歌するパリっ子に心を奪われていた。
22時過ぎのセーヌ川は花見時期の井の頭公園ばりの群衆。クルーズの後ビストロに行き、ホテルに着いたのは0時半。
そう、5月のパリは想像以上に暑かった。緯度でいえば北海道よりも北に位置するから東京の3月程度、トレンチコートを羽織るくらいの気候と思っていた。 しかし着いてみれば連日の30度超え。半袖、もはやノースリーブが適した暑さである。昼間の真白い日差しにしっかりと体力を奪われるのに、いつまでも日が暮れないから深夜まで遊んでしまう。
最高気温32度のシャンゼリゼ通り。日本から “一応” 持ってきたハットが大活躍。日陰を探しながら歩く。

0 comments on “沈まぬ太陽、パリに狂いて《パリ記2》Add yours →

Leave a Reply

Your email address will not be published.