朝、両親と連れ立って迎えに行き、たっての希望「スシロー」に行った。海老の寿司や茶碗蒸しを美味しそうに食べた。ミニストップのソフトクリームもワッフルまでバリバリ食べた。パジャマのプレゼントを渡したら「持つべきものは娘孫だねぇ〜」とにこにこしていた。
寝室から「帰りたくなっちゃったよう」と弱々しい声がしたのは夕食までの間の時間だった。昼寝をしていた私は適当に返事をしてまた寝てしまった。そのうちバタバタと母親が来て、あたふたと蕎麦屋に出かけ夕飯を食べた。予定より早くおばあちゃんを施設に送り届けた。
おばあちゃんは片手で杖をつき、介助者と固く腕を組む。実家は階段や段差が多い。小股の、擦るような歩き方では少しの移動にとても時間がかかる。これまでは「いつでも家に帰れる」と豪語していたおばあちゃんが「まだ戻ってこれん(戻ってこられない)」と呟いたのを聞いた。
自宅に戻りたい気持ちはあっても、身体がいうことを聞かないのはつらいよな。いつでも手を差し伸べてくれる職員のいる施設のほうが安心だろうな。おばあちゃんはどう思っているんだろう。私は時々顔を見に帰るだけの、無責任な孫だ。
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