Archive for 8月, 2009

今月の1枚・2009年8月

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■ Waltz For Debby / Bill Evans Trio NYのヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏が録音されたアルバム。『ノルウェイの森』にも登場したのでムラカミファンには有名な作品かもしれない。“Waltz For Debby” は、一瞬先の行き場を決めかねた窓ガラスの雨垂れを思い出させる。   グラスの触れる音や、演奏の合間の拍手や、客が談笑する声も雰囲気があって良い。薄暗くて煙草の煙が立ちこめていて、ウェイター達が段差のある客席の間を静かに行き交う、そんなイメージ。


骨を迎えに

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28日、斎場まで付き添ってくれた友人と共に、バスケットの棺をデコレーションしました。ハクはカラフルな花々に囲まれて、可愛いハクのままで旅立ちました。30日、多摩犬猫霊園にハクのお骨を引取りに行きました。バス停まで歩きながら、胸に抱えた骨壺に向かって話しかける。ねぇ、今どこにいんの? ここが見えてんの? なんて。 これまでご心配いただいた全ての方々へ。私は、皆さんの優しさにびっくりしています。本当にありがとう。ハクは幸せ者だね!


挨拶

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ハクを最初に診てくださった先生は、動揺する私を静かに見守ってくれ、何かするたびに『ハクちゃん』と優しく名前を呼びかけてくれていた。ハクを看取ってくれた先生は、最期まで力を尽くしてくださり、息を引取ったハクを撫でながら一緒に涙を流してくれました。 昨日、二つの動物病院へ挨拶に行きました。感謝の気持ちでいっぱいなのに、先生方は沈痛な表情を浮かべていた。獣医師とは、医療の現場とは、そういう仕事なのかもしれません。でも先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。


その日の空は、秋の空。

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最後の夜は、ハクと一晩添い寝して過ごした。ハクの身体をずっと見ていたくて目を閉じるのが勿体なくて、もっとハクの匂いを嗅いでいたくて、全身を撫で回し白い体毛に顔を埋めた。 昨日の昼、府中の多摩犬猫霊園にハクを連れていく。車両ドアの端に両足を少し広げて立ち、その間にハクのキャリーバッグを挟む、帰省時にいつもやっていた電車の乗り方で。 中央線から見た空は、私達が知らない間に秋の空になっていて、はっとするほど広く感じられた。 天気がよくて良かったねぇ、ハク。


ハクが永眠しました。

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8月27日、ハクが永眠しました。  昨日の朝、お見舞いへ出かける支度をしていると容体が急変したと病院から電話。駆けつけた時には心臓は停止していて、ハクは人工呼吸器をつけていました。懸命に心臓マッサージを続けていただいたそうですが、ついに戻ってくることはありませんでした。 今、ハクはこの部屋で花束や大好きなおやつに囲まれて静かに眠っています。ハクの身体と過ごせる最後の夜は終わって、最後の朝を迎えました。


ハクの入院(12日目)

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BUNが104に下がる。鼻水がひどく、息をするたびにいびきのような音。食事は強制給餌(水は飲む)。供血猫さんが見つかったようなので近々再輸血ができる! 7日目からずっと装着していた尿道カテーテルを外してもらえたのも今日の良いニュース! 異物感が大きなストレスだったはずなので、ハクも嬉しいと思う。今は自分で立っておしっこをしている様子。 今日はブラシをしながら今後のプランを耳打ちした。退院したときのために、お前のベッドを買おうかと思ってるんだよ。どう思う?


ハクの入院(11日目)

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悪化はしていないものの、数値が横ばいなので薬の量を増やしたとのこと。近くまた輸血ができるように、病院で供血猫を探してくれている。尿は出ているけれど相変わらず食欲がない。でも時々ゲージの中を歩いていると先生が教えてくれた。 鰹節の匂いを嗅がせると、身体を起こして体勢を変えた。しかし食べる気配はない。大好きなブラシをして鼻水や涙でごわついている顔をマッサージした。ゲージの外に興味を示し、顔をきょろきょろさせた。写真がブレるのは良いことだね!


ハクの入院(10日目)

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入院時に170あったBUN(血液尿素窒素)が110になった。まだ正常値(10~30)には程遠いものの、治療の効果が出始めたのかもしれない。自ら血液を生成できるようになれば回復が見込める! 造血ホルモンも、どうか効果がありますように。 身体を撫でていると、ハクがむくっと立ち上がり、ゲージの前方に向かってよろよろと歩いてきた。6日目以降ずっと横たわったままだったハクが歩いた! 驚いて、嬉しくて泣いてしまった。ご飯を食べて血を作ろう。そして高円寺に帰ろうね!


ハクの入院(9日目)

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今日は顔を起こしてこちらを見るようになった。尿も少しずつ出るようになり、ご飯も少しずつ食べている様子。昨日と比べて目つきも良くなり表情が軟らかくなった。何もかも少しの変化だけれど、その変化が上向きなら嬉しくて仕方ない。 今日はフードに加えておやつの鰹節も差し入れた。ハクはブラッシングが大好きなので、いつも使っているグルーミングブラシを持って行った。身体を撫でてやると気持ちよさそうに目を細め、短いしっぽをぶんぶんと振った。


ハクの入院(8日目)

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朝早く、友人から速達でお守りが届いたので、それを持ってお見舞いに行った。昨日の輸血のおかげで僅かに数値が回復するも、深刻な状態は変わらない。尿も少量しか出ず、膀胱炎を併発しているという。ハクは横たわって、目を閉じていた。 行きがけにハクが喜びそうなリゾット状のフードを買った。匂いに気づいて、ハクが目を開け少し顔を上げた。指先に盛り口元に持っていくと、ペロペロと舐めながら5盛くらい食べた。お守りを目の前でちゃんと見せてから、ゲージに付けた。