物語の文章を借りれば『ごく控えめに言って、東京都杉並区高円寺は星空を観察するのに適した土地とは言えない』。その通り。今夜外に出たときに月を探したけれど、四方を大小の建物にはばまれついに月を目にすることはありませんでした。
文庫化され『1Q84』はさらに読者を増やしている様子。連休後半から再読に入り昨夜読み終えました。単行本は重いので帰省時には文庫本を買い直しさえして。この場所は2O12(ニーオーイチニー)ではなさそうですが、そう感じるのはそれほど注意深くない人間だからかもしれません。
物語の文章を借りれば『ごく控えめに言って、東京都杉並区高円寺は星空を観察するのに適した土地とは言えない』。その通り。今夜外に出たときに月を探したけれど、四方を大小の建物にはばまれついに月を目にすることはありませんでした。
文庫化され『1Q84』はさらに読者を増やしている様子。連休後半から再読に入り昨夜読み終えました。単行本は重いので帰省時には文庫本を買い直しさえして。この場所は2O12(ニーオーイチニー)ではなさそうですが、そう感じるのはそれほど注意深くない人間だからかもしれません。
ネタバレというのがあまり好きではないので読了した人(あるいはネタバレを気にしない人)でここで話をしませんか?
印象深いシーンなどがあったら教えてください。
先日facebookで青豆の興味深いイメージに出会いました。
http://bit.ly/Mxd8HE
様々な小説の登場人物のイメージを公開しているサイトのようで見ていて面白いです。
参加したいのは山々ですが、『1Q84』いま進行中です。お風呂に入ってる最中も先が気になって仕方なかったよ!
これからまた続きを読みます。。
きたきた、色々起こってきたぞ!
>ファー氏
BOOK1でいえば、新宿の中村屋の奥の席に座ってシーフード・リングイーネと白ワインを注文してみたくなるな。
そして紀伊国屋で買ったばかりの本を近くの店に入って読みたいものだ。
この類の店はどうしてもジャズバー『DUG』(リンク)で脳内再生されてしまうのだけど。
わたしも、つられて、読み始めたよ!
今は、青豆がリトルピープルとしゃべる女の子と対面したシーン。
男性から女性への暴力があって、
その復讐として、正しいこととして
女性から男性への暴力が行われる。
年取った女性から、青豆へ、
また青豆から年取った女性に対して、
それぞれの告白をするシーンのところで、
女性の、狂気を、青豆が感じるところが印象的で、
こころに残る場面でした。
>ちんみん氏
柳屋敷は読んでいて映像が鮮明に浮かぶ。
がらんと広くて、天窓みたいなものがあって日当たりは良さそうだけど、漂ってる空気が澄んでない。
そしてタマルが無駄のない動きでハーブティーを持ってくる、と(笑)
金属バットで部屋のものをぶち壊すのと、針で痛みを感じずに・・・とは正反対の行為に感じる。
青豆は無駄のないやり方を会得してしまったんだね。
つられて再読とはうれしい。そしてコメントありがとう。また読み進んだら教えて!
明日はいよいよ文庫版BOOK3の発売日です。
早いところではもう書店に並んでいるんでしょうか。(CDには店着日ってのがありますが本もそうなのかな?)
BOOK3はページ数が最も多いですが、そのうち読み進めるのが惜しい気持ちになってきます。単行本組はBOOK1&BOOK2が発売されてからBOOK3まで約一年も待ったのです。
“一年ですからね、結構な長い時間だとあなたは思っておられるでしょう。なにしろあのシーンでぷっつり切られたんですからね、こっちはたまったもんじゃありません。しかし川奈さん、じっと待つのは実はそれほど苦にはならないもんです。我慢はなにより私の得意とするところですから。”
私もつられて再読してます。といっても単行本は人にあげてしまったので文庫版を買い直して・・・。ハルキさんの小説は読み直しも楽しめますよね。文庫版は保存することにするよ。
>かわうそ氏
読み返す、という前提で本を買うなら断然文庫派です。なので春樹は文庫でも揃えたい。
でも新刊は買わずにはいられない!
『1Q84』は単行本の装丁が好きだったな。発売直前の駅貼りポスターも興味をそそられた。出版社の思惑通り!
文庫は6冊の表紙を並べる一枚の絵になるとかで、残りの3〜6もそのうち買い直すような気がする。
http://1q84.shinchosha.co.jp/news/2012_03/19.html
※1Q84ではないけど、この間は五反田君の魅力を共有できて嬉しかったよ(笑)
ついに私も先日読み終えました。
数日経ちますが、なんだかまだ本のことを考えてしまう時間があります。
青豆が怖くて…って最初tasoに言ったら『そういう意見は新鮮だ』と言われたけど、でも最後読み終える頃には最初の気持ちが何処かに行ってしまったような、全く気持ちに変わっていたよ。
それから本当に福助頭が忘れられない。
色んな意味で。恋にも似たような…(笑
それにしても面白かった。
少ししてから私も読み返してみたいな、と思う。
>ファー氏
ムラカミ氏は何かの記事で「登場人物の誰もが自分であってもおかしくないように人物の描写をする」というようなことを言っていた。
最初は嫌悪感があっても、読み進めるうちにその人格を受け入れられるようになるっていうか。
読了後に不快に思う人物が居ないのも村上作品の魅力だと思う。
ファー氏の福助頭への愛は成就しなかったが、それにしても意外なところに恋してくれたもんだ(笑)
無理矢理読ませたようなもんだったけど、面白かったと言ってもらえるとうれしいぞ!
いま、単行本の1巻目読み終わりました!
続けて、2巻行きます。
>ちんみん氏
今BOOK1の終わりの方をめくってみたよ。年上の彼女はまだ「いる」んだね。
このコメント「行ってらっしゃい!」って送り出したくなる宣言だな(笑)
ほうほう。
たいへんなことが!
1Q84を会社で読んでいたら、
「わたし、嫌いなんです」って話しかけられた!
よく聞くと、中学校のときに
ノルウェーの森を読んで、あわなくて
嫌いになったらしい。
この、中学校のときに読んで嫌いになった症候群にであったのは
これで何回目のことか!!
読むことを薦めておきました(笑)
>ちんみん氏
村上嫌い族はたくさんいるよね。
残念に思う反面、慣れというか諦めというか・・・、
なにしろかいつまんでストーリーを話したところで興味を持ってもらえるとは思えない(苦笑)
村上作品は時期によって随分作風が違うから(個人的には今は第三期)、村上嫌い族の方にも『1Q84』は読んで欲しいのだけど。
『風の歌を聴け』の主人公が鼠の小説を、性描写がなく誰も死なないのが長所だと褒めるシーンがあったけどノルウェイは真逆だよね。
近い将来に書く小説の逆を言ったのかと思うくらいに。
それにしても・・・キズキや永沢さんや、ハツミさんについて、我々は今までどれだけ語っただろうね?(笑)
そうそう、その主人公と鼠のシーン、いいよね!
映画もみたくなってきたよ。
>ちんみん氏
CATVを録画したディスクがうちにあったはず。
なんと予告編がYouTubeにあったよ!(驚)
http://www.youtube.com/watch?v=L3oQkKQ92mk
『1Q84』読んでいる人は多いはずなのにイマイチ盛り上がらないこのエントリー(悲)
なのでキャスティング発表企画を行います。勝手に。
まずは2名。
読破した皆さん、他にも誰か浮かびますか?
■青豆・・・満島ひかり
マーシャルアーツを生業にしていても不思議でない雰囲気。シャルル・ジョルダンのハイヒールも彼女の細い脚なら履きこなせるはず。雑誌「ケトル」によると実際に中央線沿いに住んでいるとか。
■小松・・・吹越満
根っからの編集者といった感じ。煙草に火を着けてものの2秒でアイデアが浮かんで、銀色のカシャカシャいう灰皿で派手に音を立てて消していそう。
まだ3回しか読んでないせいか、超考えて&考えたのに…
■天吾・・・無名の新人でいきたい!
って思っちゃった。ははは。天吾は難しい。
■牛河・・・小倉久寛
青豆=満島ひかり!なるほどね。たしかに余計な脂肪無さそうだし、顔の筋肉を奇妙に歪めることもイメージできるし、社交的でない雰囲気もあるね。
夜な夜なこの脳内キャスティングするのが日課です。
>あきC
天吾君は難しいよね!
早起きの農夫のような目をしていた。髪を短く刈り、いつも日焼けしたような肌色で(〜中略)文学青年にも数学の教師にも見えなかった。(BOOK1、44ページ)
数学の元神童で料理がうまいけど、外見上は器用なタイプには見えない。なのになぜかモテる。
※なぜかモテる=春樹作品の主人公の共通項
天吾は柔道のイメージが強くてどうしても井上康生になってしまうんだけど(笑)
小倉久寛が牛河ね。面白いなぁ。
成る程、むっくりしていて遠目に子どもに見間違えられる「福助頭」っぽいね。
満島ひかりは個人的に好きなこともあり、体型(これ重要)的にもマッチしそうだと思ったよ。
それにしても「まだ3回」ってのがあきCらしい!