去る雨がおだやかな夏を呼ぶように

退職が決まった5月の連休明けからカウンセリングに身が入らない。復職のために鼓舞してきた気持ちも、近い未来の希望もうせて、取り組んでいるさまざまへの意欲を失った。梅雨空の下で何十枚も撮っていちばん気に入ったあじさいの写真を使いそびれていた。梅雨は明けて、もう夏がくる。

今後の方針を考えるときだ。認知行動療法が人生において意味ある治療であることと、今の無力感は別のものだ。戻れるはずの場所に戻れなくなった理不尽な悔しさが、成長した心で出直して実現させたかった色々と好きだった仕事を思わせる。


0 comments on “去る雨がおだやかな夏を呼ぶようにAdd yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。