ただいま失業中〜第9回 この心を満たすもの

昨年末に応募した会社の採用面接を受けた。最初にいってしまうと面接後に辞退した。なにか失敗したわけでもないのに帰り道の気分は重かった。面接の間じゅう無視できない違和感があったのに、無理して相づちを打ち続けた自分に醒めた。

正社員登用までの期間が長いこととその間の待遇の問題。残業の多さもうかがえた。あとは雇い主の印象か。任意で提出した企画書が一切触れられなかったのは残念だった。でもだめだだめだと言っていてはこの先が不安になるばかりだ。なにが一番欲しいのか。心を満たす何かはなんだろう。


6 comments on “ただいま失業中〜第9回 この心を満たすものAdd yours →

  1. 満たすものはなんだろうか?

    職場の人間関係が上位にきてると行間から感じました。

    もちろん、はじめからそれがあるなんてことは希だから、タソサンが慣れるのを待てる速度がある職場環境なら勝負になると思った。

    社会に思いやりが減ってくると、結局、回り回ってみんなで疲れちゃう社会になていってしまう。

    このblogは(何かを表現する行為全般にいえるけど)思いやりを思い起こさせる力も内在してると思た。

  2. >ペンジーさん
    「疲れちゃう社会」があたりまえで、乗り越えられない奴は意気地なし・使えないと切り捨てられること。
    一日の時間のほとんどを仕事に捧げる生活が、真面目・頑張っていると評価されてしまうこと。
    ひとりで抗ってもただ摩耗しただけでした。

    自分の生活を大切にできなくなるのは本当にこわい。二度とそうなりたくはありません。
    人間関係は作っていくものなので面接だけではわかりませんが、
    以前よりもずっと慎重になっているのを実感しました。
    社会に戻る怖さが身体を硬く、冷たくさせています。
    でも硬いままぶつかってもいい結果にはならないですよね。
    頭も身体も心もほぐすことができれば、いい出会いがあるかもしれないと思います。

  3. まずは、面接に応募し、面接を受けたということが、
    かなりの前進と感じました!!

    しかも、自分で考えて、辞退するというのも、
    なかなかのエネルギーです。

    まずは、お疲れ様だね。

    一日のほとんどを仕事にささげる生活が、
    いいはずがない、と私は思います。
    いろんなことがあったので
    人間関係に慎重になるのはあたりまえだし、
    それをマイナスにとらえる必要なんてないよ。

    でも、こんなことは、全部きっともうわかっていることだから、
    私があえて言う必要もないかもだけど、
    それでも言わせてもらうと、

    面接を受けたということが、まずは
    とてもすばらしいことだと思います!!

    最近読んだ本に、
    変化は、ほんとうに小さな変化から始まると書いてありました。
    まさに、もうすでに、変化し始めていると思います。
    しかもそれを自分ではじめたということに、
    とても価値があるよ!!

  4. >ちんみん氏
    読んで涙が出た。
    職場から離れて1年10ヶ月弱、
    意図せず復職できなくなるなどしてまだ足元が定まらないけれど、
    最初の最初から全てを見ていてくれる人がいて本当に嬉しいです。

    今の休みの期間は、本来持っている怠惰が赦されているだけのような気もする。
    元々働くのが好きじゃなかったなー、なんて思い出したり。
    これから大事にしたいのは心が豊かでいられる生活です。
    そのためには捨てるものもあるのかもしれない。
    心を満たすための最良の選択がなんなのか、考えを巡らせているよ。

  5. 「お前は世界に愛を与えることはできるが、世界から愛をもらえると思うな。」
    「幸せはこの先になるものじゃなくて、今幸せであること。毎日の延長上にある。」
    っていうような言葉を本だか映画だか、日本語なのか英語なのかどこかでみて、最近よくいろんな場面で思い出しています。 この記事からは話がズレてしまっているけれど、なんだろうな。 自分がまず幸せであること。仕事との向き合い方もいろいろだからね。
    焦らず、でも前向きに。
    応援してます。

  6. >pinkbear氏
    『毎日の延長線上』とは本当にそう思う。
    むかっとしたりいらっとしたり、瞬時に攻撃的な気持ちになることがあるけど、
    以前はそういう場面で不満をそのまま発散する人間だった。
    今は「社会活動を休んで労働しないでいるのだから人より穏やかでいられるはず」と思い直せる。
    これで表面上は穏やかにやり過ごせる。
    でも別の問題もあって、
    今だに労働=ストレスという認識をしていることに気がついた。
    決して悪いことばかりではなかったはずなのに、
    労働全体の印象がとても暗くなってしまったんだね。
    次の環境ではそのイメージを塗り替えたいと思ってます。
    ありがとう。

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