猫と寝る冬、ふたたび

部屋の奥にこもりがちだったヨルも冬の到来で居場所を変えた。日中は日差しが暖かい窓辺に、日が暮れたらベッドにもぐりこんでいる。夜中には枕元でがりがりという音を聞くようになった。薄目をあけるとヨルが前足でシーツをたぐりよせるような仕草をして布団に入れろとせがんでいる。

同居して3ヶ月、懐いたとはいえないけれど寒さのおかげで真夜中は仲良し。寒い夜にまた猫と一緒に寝られるなんて、と暗がりでにんまりする。目覚ましなんか無視してお前と寝ていたい。でもベランダで水やりして室内の君の姿を見る朝だ。


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