すれちがいの世紀

水中運動への参加は医師命令である。診察の最後「明日待ってっからな!」とドクターは言い放った。今回の開催地は電車で行く距離にある。言われた直後は面倒クセと思うものの、帰り道には明日はプールだ、とその気になっている。そこにはあちら側の理由があり、こちら側の納得がある。

プールのロビーには七夕の短冊がぐるりと吊るされていた。こどもの願いに退屈なものはひとつもない。特に『3DSでみんなとすれちがいたい』には感嘆した。21世紀に入ってから「すれちがい」は悲しい言葉ではなくなったのかもしれない。


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