第56回東京高円寺阿波おどり 2

3年前は・・・ハクが死んでファーファと動物病院に挨拶に行ったんだ。暑くて混雑した通りを彼女と歩いた。小さな生きものの死を背負ってた。2年前はひとりで大通りに出て写真を撮ってた。去年は仕事が切迫していて祭は意識の外にあった。思えばその頃から心は崩れ始めていたんだ。

夏の終わりの我が街の祭は一年刻みの過去を思い出させる。今年は一緒に祭を見物してくれる人ができ、喧噪の中に穏やかな自分の気持ちがあった。祭のあと「抱瓶」で沖縄料理していると、踊り子達が飛び入りし満員の店内がさらに沸いた。


4 comments on “第56回東京高円寺阿波おどり 2Add yours →

  1. tasoちゃんはすっかり高円人(笑)だね。
    夏の記憶って、他の季節よりも色濃いのは何でなんだろう。
    こっちは年末のボロ市が有名だから、冬毎の記憶になりそう。

  2. >あきC
    あのチンチンドンドンという喧噪が記憶を呼び覚ますのかもしれないな。
    (部屋にいるだけで、通りに出なくても響いてくるし)
    毎年同じような音楽と、同じように全国から集まる踊り子さんを見ているから。
    あと、ブログをやってると毎年書く言葉が変わってくる。
    穏やかに、楽しんで祭りを見物できるのは幸せなことだと思った、今年。

    世田谷のボロ市は有名だよね。
    行ってみたいな!

  3. 阿波踊りになるとパックンのことを思うし、あの時のジワーっとした暑さを思い出すよ。
    悲しみで放心状態だったなか、あの人だかりをスルスル〜っと抜けて歩いたね。帰りに買った本来大して美味くないてんこ盛りの焼きそばと、いか焼きを買って食べたのも3年前か。

    これからも毎年違う阿波踊りを迎えると思うけど、その時の気持ちを都度思い出すんだろうね。私はパックンの思い出だけだよー。

  4. >ファーファ
    あの騒がしさのせいで、見物してもしなくても過去を思い出すものだよ。
    若い頃に聴いていた曲で当時の心境を思い出す、みたいな。

    あの時病院に持っていく手土産を代わりに買ってきてくれたよね?
    駅が混雑していて、あなたがなかなか上陸できなかったような記憶がある。
    ハクの追悼記事は書かなければね。なかなか筆がすすまなくて書けていないんだけど。

    「大して美味くない焼きそば」か、よく覚えてるなー。今年はいか焼き食べ逃したのが心残り!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。