ある文庫本を探して~、などともったいぶったところで読んでいる方はチットも面白くないと思うので明言すると、昨夜は『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』を探していた。3軒の書店でISBNを店員氏に告げたが本は無かった。
4軒目に向かおうとして先に電話をする名案を思いついた。「だいくよ てん やねのはり・・・はりです、を たかくあげよ」と夜道で声を張った。青年がか細い声で復唱するので耐え切れずシーモア以下は省略した。保留音を聞きながら今こそISBNではなかったかと激しく後悔した。本は無かった。
探し出すと意外にないものだけども。
サリンジャーは、街の書店には置かれていないのですね。
>ちんみん氏
ところがだね、サリンジャーが街の書店にないわけではないんだ。
ライ麦とナイン・ストーリーズはあるんだよ。3軒の書店全部にあった。(素晴らしい)
でも『大工よ、〜(略)』は無かった!
「バナナフィッシュにうってつけの日」を理解するためにはどうしても必要な作品なのだけども。
手に入れるまでのつなぎで今はライ麦を再読してるところです。
だから、ライ麦を読んでいたんだね。
たしかに、一般的に広く読まれているもの以外は、
どんどん淘汰されてしまうものかも。
高円寺の書店には置いておいてほしいと個人的には思うよ!
読みたい人が訪れる確率が高いかもしれない。
>親愛なるちんみん
その通り! やっぱり鋭い感の持ち主だね君は。
いや冗談抜きでさ。
語り手は違うけどサリンジャー節を保っておきたくてね。
せっかくのブンガクの魔法が解けないように・・・。
本はこのあとすぐにインターネットで注文したから今日には届くはず!
自分が好きな作家、作品を、自分が好きな文章を書く方が読んでどのように切り取るのか、すごくすごく気になります
>なりたさん
『大工よ〜』は今読んでいます。
『バナナフィッシュにうってつけの日』をあのまま終わらせるわけにはいかず。
(だっていきなり長男が死んでしまったし)
サリンジャーにずるずる引きずり込まれているところですが、そういう読み方って実は好きです。