世界漂流女《シンガ記10〜終章〜》

シンガポールは桃熊の海外居住3カ国目だった。来年からは別の都市で働くことが決まり、あと少しでここを去る。彼女は夜道でタクシーを拾いベンチに腰掛けてバスを待った洒落たバッグを眺め帰りのルートを考えたり(多分)していた。

わざわざ報告されない異国の日常。その勇ましさは比較にならずとも、色んな感情と共に在る姿は同じだと感じさせてくれた。ここでの生活も知れたし、思い切って飛行機に乗って良かった。病院通い中の面倒な自分を大声で呼び続けてくれて、受け入れてくれてありがとう、と思った。【完】


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6 Responses to “世界漂流女《シンガ記10〜終章〜》”


  1. 1pinkbear

    こちらこそ、初日の朝から私の病院通いに付き合ってくれてありがとう。(解説:日傘にしているのは無理矢理渡されたレントゲン写真) 一緒に時間を過ごしてみて、taso氏が今すっごくもがいているんだということも肌で実感しました。私たちは共通の悩みも抱えているけれど、やっぱり個人それぞれの障壁や希望や目標なんかがあって比較対象にするべきではないんだよね。でもお互いの存在が励みになるような、そんな関係であることを私は嬉しく思います。 ちなみに梅図かずお先生風のタイトル、私は気に入りましたよ。

  2. 2taso

    >pinkbear氏
    毎度解説ありがとう!
    この日はレントゲン傘が役立ったね。無理矢理渡されただけじゃなかったってことか。
    あと、個人的には「ベンチに腰掛けてバスを待った」の写真が好きだよ。
    鳥たちの止まり木みたいに見えるし、そっちの枝には誰もいないところが。フフ
    外国に住む君に会いに行くのは10年振りだったわけだけど(解説:前回はNY-ブルックリンでした)、タフでしなやかに生きていると感じたよ。
    単身外国でちゃんと稼いで暮らせるのは本当に立派なことだよ。
    出発前は迷いもあった。ナーバスな時期だったと思うしキャンセルも考えたけど行ってよかった。
    色々と気を遣わせてしまったと思うけど、最後まで手を振ってくれてありがとう。
    年末には素敵なバッグと共に会おうね。

  3. 3ちんみん

    シンガ記、最後まで読ませてもらって、
    2人の思いやりと友情を感じました!
    離れて暮らしていても、こうやって会って
    一緒にいる時間を通して励ましあえるって、
    とても素敵なことで、貴重なことだなあって思いました。
    素敵な記事をありがとう^^
    それと、この写真は、映画のポスターとか小説の表紙みたいにみえる。
    物語性を感じさせます。

  4. 4taso

    >ちんみん氏
    この写真気に入ってるから、そんな風に言ってくれると嬉しいよ!
    実は、朝イチで病院に行って昼食の肉骨茶に辿り着くまでのはらぺこ物語だったんだけど。
    これがさ・・・・・・日傘じゃないところがいいんだよね。ハハ
    次回桃熊が日本に滞在するときはぜひ3人で会おう。
    注)我々は高校の同窓生です

    これは超個人的な話だけど。
    正月にハワイに行った時は(心が荒んでいて)ロクに旅行記も書けなかったけど、今回こうして10記事書けて。
    旅行も楽しかったけど、それも嬉しいことでした。

  5. 5なりたさなえ

    行間にあるのはシンガポールだけじゃない。
    おふたりの間にある、おふたりにしか分からないさまざま。
    旅の彩り。

  6. 6taso

    >なりたさん
    旅行にあまり縁のない自分が海外に行くのは三度目で、そのうち二度が彼女のところでした。
    シンガポールを年内で引き上げるということだったので最後のチャンスだと思い旅行を決めました。
    海外で勇ましくサバイブする友人です。全くタイプが違います。
    ちなみに話せる言語も3倍違います。
    お互いに良いタイミングで会えたようで、我々らしい旅になったと思います。

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