Archive for the 'シンガ記(2012年)' Category

世界漂流女《シンガ記10〜終章〜》

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シンガポールは桃熊の海外居住3カ国目だった。来年からは別の都市で働くことが決まり、あと少しでここを去る。彼女は夜道でタクシーを拾い、ベンチに腰掛けてバスを待った。洒落たバッグを眺め、帰りのルートを考えたり(多分)していた。 わざわざ報告されない異国の日常。その勇ましさは比較にならずとも、色んな感情と共に在る姿は同じだと感じさせてくれた。ここでの生活も知れたし、思い切って飛行機に乗って良かった。病院通い中の面倒な自分を大声で呼び続けてくれて、受け入れてくれてありがとう、と思った。【完】


シンガポール八景編《シンガ記9》

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シンガ記はキリよく10まで書くことにして今回は写真を8枚集めました。左上から時計回りに01~08、数字をクリックすると写真が拡大します。 01/マットグリーンの制服の女学生。02/仲良し4人組。03/インド人街のカフェテリア。04/建物は白と明るい色のコンビが目立つ。公共住宅らしいのでシンガポリアンの色彩センスなのか? 05/人気のバーガーショップ。06/幹がうねった大木は「いやいやえん」で子どもが挟まれた挿絵を思い出させる。07/あの桃熊さんも顔をしかめるドリアン売り。08/高円寺の古着屋に似てる。


軍用地跡で現代アート編《シンガ記8》

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もったいないから寝たくないよう! と言っていた割にはしゃぎ疲れてぐっすり寝てしまった。起きたらマーライオンも水吐きを再開していて、早朝からわさわさと見物客に囲まれていた。豪勢なステイに感謝してチェックアウト。もう最終日だ。 バスに乗ってオープンしたばかりの「ギルマン・バラックス」へ。ここは軍用地跡を改装したギャラリー地区で石造りの建物内に作品が展示されている。日本からも小山登美男ギャラリーなどが入居。緑に覆われ、人が少なく、静かで休日の大学構内のよう。空気と時間の流れが違っていた。


無限プール編《シンガ記7》

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出発前に水着を持ってくるように言われていたけど桃熊邸のプールに入るだけと思って競泳水着を持参してしまった。しかしベイサンズに来てプールに入らないわけにはいかぬ。リゾート感ゼロのSpeedoのスイムウェアにバスローブを羽織る。 3棟をまたぐ巨大プールは無限プールといういかした名前だった。窓ガラスを挟まずに見る夜景は感動的だが、同時に自分が水に浸かっているという不思議な状態だった。デッキチェアに寝転がっていると桃熊がシンガポール・スリングを持ってきたよ! これ以上ないロケーションじゃないか。


Marina Bay Sands宿泊編《シンガ記6》

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半日出勤して帰ってきた桃熊と近所で昼飯を食べていた。気分で行動していたのでその日の予定は決まっていなかった。ベイサンズに行こうというので大賛成すると「部屋取ったからっ」とにこにこして言う。食べ物を吹き出しそうになった。 チェックインカウンターでさりげなくアップグレード要請する彼女は交渉上手。手続きの間シャンパンで乾杯する成金展開ににやにやしながら受け取ったキーは51階の部屋だった。((マジで?))と顔を見合わせたがマジだった。広い。もはや高層階のバーすら不要。部屋の明かりを消そう。


世界三大がっかり?編《シンガ記5》

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USSにもナイトサファリにも興味はないけどマーライオンは見たい。桃熊は「世界三大がっかりだよ」とクールに言い放ったが本当にWikipediaに項目があった。でも現地に着いたらなんだかんだ記念撮影しちゃう我々。律儀に水を吐いていたよ。 ほどなくして向かいのマリーナベイサンズのレーザーショーが始まった。観光客ら(含む自分)はどよめき写真撮影に大わらわ。桃熊曰く、一日に何度か行われるらしい。なんとバブリーな! そのあと彼女について行くとレストランバーが並ぶRiverside Pointに到着。ピナコラーダを飲んだ。


中国ギャルの珍事編《シンガ記4》

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桃熊はプール付きコンドミニアムに2人の中国ギャルズと暮らしている(メイドも来る)。会社では英語だが自宅では中国語を話すのでルームメイトとの会話はちんぷんかんぷんである。ハオチとシェイシェイしか知らないので微笑んでみたり。 ある晩、台所からけたたましい音が。どうやら中国ギャルが餃子を作り始め生肉や野菜を切り刻みまくっているらしい。皮も手作りで器用に棒で伸ばしていた。そして深夜1時に水餃子が出来上がっ(てしまっ)た。作った彼女以外は夕飯を済ませていたが4人で食べた。珍事のちハオチの夜!


ゴーゴーLocal Foods編《シンガ記3》

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多国籍国家のシンガポールは料理の選択肢も多く特にアジア系の現地料理は値段も手頃。歩道にテーブルを出す街の食堂も魅力的だし「ホーカーズ」と呼ばれる屋台村も楽しい。おっと、頼れる半現地人・桃熊氏が店に入ったよ。着いてこ。 ここでは肉骨茶(バクテー)を食べた。豚あばら肉と内臓入りの漢方風スープで業務用大鍋で飲み続けたいくらい美味しい。大衆食堂の一品は5~10S$程度。1S$≒¥67なので12S$(≒¥800)を超えると高いワネと感じる脳になった。朝ヨガ帰りのタイ料理も3S$のワンタン麺も美味しかった!


せっかちなあいつ編《シンガ記2》

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街ではバス停留所が目につく。車体は大型で二階建ても珍しくない。巨体を揺らしてやってきて、大急ぎで客を吸い込んで吐き出す。ICカードのタッチ音が途切れるとすぐに発車プシュー! 日本のようないたわり運転を期待しちゃいけない。 インド人街に向かうバスはインド人ばかり。近代的な中心地から20分ほど移動すれば街の雰囲気はがらりと変わる。鮮やかな民族衣装とスパイシーな香り。ディスカウントストアのムスタファ・センターは所狭しと商品が並び陰気なドン・キホーテみたいだ。土産品の安いマグネットを買った。


ヨガトライ編《シンガ記1》

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某企業のSeniorナントカとして活躍する桃熊氏、滞在中は有給休暇を奪い取り、快く自宅に泊めてくれた。海外在住の友人を訪ねたら現地での暮らしぶりを知るのもお楽しみ。なので到着翌朝はさっそくホットヨガスタジオに着いて行く。出勤前のヨガが彼女の日課なのだ。ふむふむここか。 40S$(≒¥2,700)の1weekトライアルに入会して2クラスを体験。(翌日も1クラス)初めてのホットヨガは汗が吹き出して気持ちすっきり! 桃熊氏は記念撮影にもヨガポーズで応戦。ピースサインとかじゃなくてね。それ、君らしくていい。