クリスマスの読まれ待ち本『キャッチ=22』

例年クリスマスは仕事と決まっているが今年は返却期限が25日までの本を読み続けていた。ペース配分に気を配っていたつもりが年末に「順番待ち本」が押し寄せてきた。他人様のペースだから仕方がない。床には読まれ待ちの本が並んでいる。

『キャッチ=22』は空軍爆撃隊の極限の精神を描いた重く血なまぐさい小説だったが、パラドクスの記述に強い説得力がある。出撃免除のために精神の異常を名乗り出て出撃停止命令に従う精神は正常だが、その命令後も出撃したがる人間は狂人であり出撃免除となる。休暇中の読書にいかが?


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