月曜の朝の薄情

わさわさと「社会的」が動き出すのがベッドに座っていてもわかる。電車の音は通勤人を運んでいる。遠慮を知らないカラスが鳴いている。今朝は雨まで降って働く人たち頑張れと一層思う。でも、今をつらく感じるなら早目にセラピーに通ってください。あなたが仕事を失わないように。

会社に行かなくなってから週末が嫌いになった。金曜の夜から日曜の昼間まで、街はとことん楽しそうで、人々が浮き足立って見え、自分の身体はこわばっている。なのに月曜日には働く人に言葉をかけたくなる。かつて仲間だった、働く人に。


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