ふりだしにもどる

大嫌いな「目標」という言葉も、失えば自分の居所も、気持ちの行き先もわからない。4月までの1年間、毎週出される課題を仕上げてカウンセリングに臨む生活が続いた。休職前の出来事を思い出すのが苦しくて毎週自宅の机で泣いていた。やりたい仕事があって、働きたいから諦めなかった。

復職を受け入れないと告げられて目標は理不尽に消失した。毎週の課題と格闘していた月日を、巨大な拳でどすんと潰された気がした。心はどろどろに戻った。今は課題も自律訓練も放棄していて、カウンセリング中の言葉は上滑りしていく。


3 comments on “ふりだしにもどるAdd yours →

  1. こういう文章を読むたびに、
    ほんとうに、一年、格闘してきたんだなあと思うよ。

    こういうときだからこそ、
    一年のカウンセリングは今後の力になってくれると思いたい!

  2. このエントリーにシンガポールの病院で撮った写真… シンガポールが懐かしいなぁ。
    とにかく無駄ではないから、どうにか道を見つけることを応援してます

  3. >ちんみん氏
    回復してきた頃に更に壁があらわれて越えられなかったというわけです。
    ダブルパンチとはこのことかと思うよ。

    今はカウンセリングに身が入らなくて、言葉に力がこもらないんだよね。
    (労働に対しては)無力感に包まれている感じだなあ。
    ハローワークに行った方がいいんだろうなあ、とかぼんやり思う程度なんだ。

    >pinkbear氏
    柱が格子に見える閉塞感と、その向こうの緑がよいと思って使いました。
    真正面が行き止まりなのも今の心情にあっている。
    どうにかしなきゃならないね、自分で。

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