ヨルさんの昼の顔

自分の不在中のヨルさんは別人のようだという。いつも机の下でひっそりしているのに悠悠自適なふうだという。ある晩自分のベッドの上でのんびり毛づくろいをしており、そのリラックスっぷりに驚き「ヨルがわわわたしのベッドにぃぃ!」と震えながら訴えるとめろすは不可解な顔をした。

驚愕。それはごく普通の光景であった。自分の居ない我が家では。聞けば自分が出かけた途端キャラがかわるらしい。先日の朝、忘れ物を取りに玄関ドアを開けるとさっそくはしゃぎまくっているヨルさんと目が合ってしまった。気まずかった。


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