『君の名は。』が差し出したもの(ネタバレ有)

現代に生きる「瀧」と3年前の過去に生きる「三葉」は、時空を超えて夢の中で入れ替わりを体験する。しかし三葉が暮らすのは彗星の落下で壊滅した町だった。スクリーンで躍動していた三葉の名前を犠牲者名簿に見つけて私たちは息を飲む。

呆気にとられる筋書きも2011年の日本を襲った現実にほかならない。東日本大震災が奪ったのはひとりひとりの日常のおびただしい集積だと思い知る。震災以降は声高な主張が続いているけれど、『君の名は。』は直接的な言葉を使わず、物語の力で、損なわれた幾万の想いを差し出した。


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