鍼で珍事件

その日は珍しく予定の多い日で、午後は鍼、夕方は美容院、夜は居酒屋。友人と楽しく喋りながら井の頭公園を突っ切って自宅に着いたのが23時。台所で立ち話をしていたら肩甲骨の下にズキッと痛みが走った。患部をまさぐると、昼間の鍼が刺さっていた。

抜いた鍼は全長7センチ近くあった。縫い針と違って極細でしなるためにカットソーの下で湾曲し、セーターとダウンジャケットの重ね着にも持ちこたえたらしい。約8時間も気づかなかったなんて、それほど絶妙なスポットに刺さっていたのか……。ともあれ。刺した数と抜いた数の勘定も、施術部位の目視確認もしてないの!?

鍼療院には画像添付でメールを送った。電話が来たが出られず、「何卒お許しください」というメールが来た。鍼はいいゾォと周りに勧めるほど効果を感じているし、来週も予約済みだけど、鍼を抜き忘れられるなんて考えたことがなかった。これはどうしたものかな。

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このあと各SNSで声をかけていただいたみなさん、ありがとうございました。ほとんどが「ありえないでしょ」というクールな反応でした。ここに書くまでなんだかよくわからなかったんだよな。後日談は次エントリーにてお伝えしております。


2 comments on “鍼で珍事件Add yours →

  1. 数年前に会社の同僚が鍼施術を受けて数時間後に亡くなったのを思い出し…
    因果関係は証明されなかったのだけれど、それ以来鍼はなんとなく怖いです。

  2. イシカワCさん
    自律神経系には鍼がよいと聞きかじってためらいもなく通い出しましたが、調べてみるとトラブルや事故も多いのですねぇ……。
    私は鍼治療と相性がいいと思っていただけに今回の話は残念なことでした。

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