まさか最後になるなんて

恵比寿ガーデンプレイス38階からの眺め。どの店のランチも、高くて量が少ない。
同期が辞める。同日入社の4人のうち残るは私だけになった。彼は、部長代理というよくわからない立場で同じ部署に配属され、その後部長になった。私の仕事を「外注したら20万(で済む)」と言われて、個人の仕事の冒涜に身体が震えるほど怒ったこともあった。「あなた、管理職 失 格 だよ!★◎%$♪×¥△#&%!」と食ってかかったのも今は昔。そのあと、タソさんに怒られたと同僚に泣きついたというから情けない。

そんなコミュニケーション下手の、だけど不思議と愛されキャラの彼は、「だろうね」という空気とともに1年でマネージャーに降格した。そして別チームに異動し私の上司ではなくなった。施策の成果が上がらず、会議のたび社長に叱責されていると聞く。この1年7ヶ月、彼は彼なりに激動の日々だったと思う。こんなはずじゃなかったと思っていたと思う。

水曜の朝、初めてランチの誘いを受けた。同僚と3人で上階のレストランに行った。退職者が相次ぐ現状を皮肉って、「Yさんはいつ辞めるんスか?」と聞いたら「来月末。」とマジな返事が返ってきた。最終出社日まであと10日くらいじゃないか。上司でなくなってから私への態度がフレンドリーになった。最近は特に表情が明るいと思ってたんだ。そういうことだったのかよ。


0 comments on “まさか最後になるなんてAdd yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。