150パーセント越えてこい

優れたデザイナーの定義は、「依頼に対して150%を返してくれる人」。こちらが思いつかない “wow”(胸の高鳴り)を示してくれる人だと思う。

昨日、斜め前の席のデザイナーが出したのはデザインとは呼べない代物だった。すべての配置は私が描いたラフのままだったし、読みやすさも構成の工夫も見当たらなかった。同い年くらいに見える彼女の、知見や経験はどこにいってしまったのか。同僚は「やっつけ仕事だね」と苦笑いした。

派遣社員という立場だから、業界への理解も社員とのコミュニケーションも不足している。だから高いクオリティを要求するのは酷だとも思う。その一方で、電話のやりとりだけで気の利いたデザインをあげてくれる外部デザイナーもいる。今回は急遽、別フロアのデザイナーに頼み込んで制作を引き継いでもらうことになった。

デザイナーによって得手不得手があるのはわかる。だけど、150%を返そうとしないデザイナーに頼む仕事はない。


0 comments on “150パーセント越えてこいAdd yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。