どこにもいるこの類の輩！

我が課は社外取引も少なく、外部セミナー参加の文化もない。トレンドの渦中にいるはずのIT業なのに井の中の蛙でいいのだろうか？ 社会人経験のほとんどをこの会社に捧げる古参社員らは疑問を持たない。

彼らは誰の顔色を伺えば “うまく運ぶか” を理解しているから、社内の立ち振舞いには長けている。しかし慣習に汚染された頭は固くて、新しいアイデアにはしたり顔でブレーキをかける。「適当にやってりゃボーナス出るし絶対辞めたくない」とにやけるその面は愚である。

想定外の休職や契約終了で30代で4社を経験した。41才で6社目は多いのかもしれない。でも、様々な「まじかよ」を繰り出す彼らを見ていると、他を知っててヨカッタと思わずにはいられない。会社の方針に無条件降伏するあやうさ。違和感を表明しても無表情で自分の作業に戻っていく驚きのスルースキル！

幸いは、フロアのメンバーのうち半数が入社3年未満の中途社員であることだ。現状が最善ではないというフラットな感覚が身近になかったらどんなに息苦しかっただろう。ああこわ。

2018/12/22追記：
このエントリーを書いた翌日、突如人事発令があった。「愚」の古参社員は平社員に降格し、その志に共感できる課長は部長に昇格した。フロアの動揺を尻目に私は変化を歓迎しています。

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