わたしはストレスボクサー

至近距離で見た同僚氏の歯が白くて綺麗だったので、歯が良い塩梅だが何をすればそうなるのかと真顔で問い迫り「PMTC」というのを知った。調べると保険が効く歯のクリーニングのようだ(かかりつけの歯科だと8,000円)。美意識の高い美容業界男子の情報はありがたい。

そのPMTCを受ける前段、歯科検診に行ってきた。口の中を見た歯科医氏によると奥歯の詰め物が摩耗しているらしい。奥歯に力が入り強く噛みしめるのが理由という。彼女は「お話しているときにも気になってたんですが」と微笑んだ。職場だと気が張ってやってるかもしれませんねーと言うとマウスピースを勧められた。ボクサーみたいだ。仕事中に装着していたらパンチがあるな。

再度口を開けていると、別の医師とスタッフがワサワサとやってきた。口腔内の粘膜の荒れ方が深刻な病気(多分がん)と症状が似ていると言う。ざわつきを鎮めようと慌てて「頬の内側を噛む癖」を告白した。緊張したり集中すると血が出るほど噛むこともあって、所々白く変色している。彼女は苦笑いして「すぐに止めてくださいね」と言った。

奥歯をすり減らしながら頬を噛む私は、本当にマウスピースをすべきなのかもしれない。


2 comments on “わたしはストレスボクサーAdd yours →

  1. 色々なところで体がメッセー出してくれているんだね!
    わたしも、いま、力を緩めて、働くことが目標です。

  2. 力(リキ)み癖はなかなか治らないもので、
    いつか自分に自信がついたら消えるんだろうか。
    自信のなさがひとつの原因だとは思う。

    転職して環境は格段に良くなったはずなのに、
    これからもこうやって手の掛かる自分と付き合っていくんだなと思ったよ。

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