私はわたしがまた壊れないように

カレンダーアプリに「セルフケア」の項目を作った。その最たるは心療内科だが、ほかにも鍼、形成外科、美容院、マッサージなどが入る。スワイプして過去のカレンダーを見返せば、毎週なにかしらのケアをしているし、するようにしている。

医師、薬剤師、鍼灸師、美容師、ネイリスト、セラピスト……。彼らは私に「最近はどうですか」と尋ねてくる。そのたび私は(えーと、どうかな)と自問する。自問の答えを口にすることが対処の始まりである。心、体、肌、髪、爪、歯。私の具合を尋ねてくれる存在のありがたさ。専門家たちよ。

私は、わたしがまた壊れるのが怖い。やがて失業に至った躁うつとパニック障害を発症した頃、過回転する心の異常に気が付きながら立ち止まることができなかった。泣きながら走り続けて病の沼にはまり込んだ。

社会復帰から4年半経った今も、不調は去らない。ストレスを感じやすい性分なのだと認めて、他人と関わりながら自分をほどよく保ちたい。


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