なにを食べたのかわからない日記

同世代のミュージシャンのブログに「饂飩を食べた」とあった。まんじゅうに似ている気がするそいつは文脈から察するに《うどん》だった。彼の支持層からいって読者には多くの10代を含むだろうに、うどんは『饂飩』と漢字で書かれていた。

キーボードは難しい漢字も簡単に変換してくれる。あえて饂飩と表記するのは個人的な趣味、あるいは深い意味はなかった。としても、読む人の理解を優先して書きたいと思わせてくれた。と、ひとつ前の記事に自分が書いた『暗澹《あんたん》たる』はセーフだったろうかとはっとした。


4 comments on “なにを食べたのかわからない日記Add yours →

  1. そういうの、よくある!
    「兎に角」を初めて見たとき「うさぎにつの」っていうことわざかと思った〜。
    勉強にはなるけど、読んでて気が散るよね。

  2. >あきC
    うさぎにつの! でも漢字は合っているよね?(あれ、違うのか?)
    あとは「今日」が《こんにち》だったりするのも定番ね。
    昼の挨拶のシーンが「今日は」だと戸惑うね。あ、そっちかって巻き戻す。
    最近の小説ではさすがに使われないのかな。今日は。

  3. tasoも難しい言葉や漢字使ってるじゃん!と指摘しようかと思ったら、ブログ後半に自覚文面があったではないか。。(笑)

    私もひらがなで書こうかと思ったメールの文面が、たまたま漢字に変換できたりしてそのまま送ったりしちゃうことあるよ。
    漢字で書けと言われたら、きっと書けないのにね。

  4. >ファー氏
    難しい言葉や漢字を使うのは悪気のない癖みたいなもんだけど、それで伝えたいことが伝わっていない可能性もあるね。
    伝わっていないことに本人は気付いておりません。多分。
    (単純に漢字が読めないのは別として)想像力が不要な文章より、ちょっとわからないところがある文章の方が面白いんじゃないかとも思うんだけどね。
    尽きないなあ、この話。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。