ドクターと行方不明の処方箋

満開の梅をくぐり、病院に復職面談の報告をしてきた。休職期間が一年までだったと言うとドクターは「もう一年経つかあ!」とオーバーアクションだ。「医者が戻るなっつっても戻んなかったら、クビってこった」と舞台俳優ばりに言う。

ドクターは医療関係者と派手な喧嘩の末に警察・裁判沙汰になった話をした。「信念貫いて働くのは面倒もあるよな」。僅かでも強くなっていたい。診察室で久し振りに泣いた。来週また来いと言われた。気がぼうっとし帰り道に処方箋を失くし薄暗い道を何往復もしたが見つからなかった。


3 comments on “ドクターと行方不明の処方箋Add yours →

  1. 久しぶりに泣いた、それだけでも強くなったことを証明していると思った。一年経ってしまった。のではなく、一年という区切りが丁度いいんじゃーないか?という逆転の発想で前に進んでいくことを願っています。

  2. >pinkbear氏
    今日また病院に行ってまた泣いてきた(苦笑)
    復帰するまでは感情が忙しくなりそうだけど、ドクターには面倒臭いクライアントに付き合ってもらうとして。
    仕事でもなんでも、懸命にチャレンジしている人の言葉は力になります。
    そうだね、丁度いいかもしれない。
    コメントありがとう。

  3. >皆様
    この写真の花が、本当は梅ではなく「桜」ではないか問題。
    本人はやはり桜なのではないかと疑っておりますがどうでしょうか。
    幹の周りをまわってみても木の名前プレートもないのです。

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