F・心理士の考察

シンプルで迷いなきM・心理士の答えはこちらを悩ませた。一年以上の付き合いのF心理士とまるで逆の見解だったからだ。F氏は今こそカウンセリングが必要と言い切る。同じつまづきを繰り返さないために、療法を続け力をつけておくときだと。

我々の間には(学派を超えた)いくつもの繊細な材料が横たわっている。だから各心理士が導く先が異なるのは自然だ。積極的な気持ちを持てないままカウンセリングを続けるか。自分にわからない進路を選ぶのはほかならぬ自分であった。一年を共に辛抱強く歩んだF氏の意見には質量がある。


4 comments on “F・心理士の考察Add yours →

  1. どういう道になるにせよ、自分の気持ちを一番大切にしてね!F心理士もM心理士もそれをきっと望んでいるはず。

  2. >ちんみん氏
    ここまでの長期休暇になるとは思わなかった。今頃は元の職場で働いているはずだった。
    そして、自分の根幹を(若干でも良いほうに)修正する作業がこれほど大変だと思わなかった。
    人生においては短い期間だろうと割り切る。ようにする。

  3. 初めて投稿させていただきます。
    M・F心理士の話を読ませていただきました。

    餅は餅屋。確かにそうです。
    あの時ああしていれば・・・!
    という思いは大切に思っていたこと、自分としては当然だと思っていた道を閉ざされた今となって苛まれている気持ち。お察しいたします。

    戦うか?それとも過去の教訓と割り切り違う方向に目を向けて歩みだすか?


    (ここからはあくまで私のSubjectです)


    僕は後者を勧めます。

    本当に自分を世の中に矯正する必要があるのか?
    自分がすっぽりハマる場所を探したほうが、自分を矯正するよりよっぽど楽だし、楽しいと思うのです。単純に。

    会社に対して権利が続く限り戦う。その行為は自分に対して達成感となるでしょうか?時間が多くかかるかもしれません。
    労働者が権利を声高々に訴えないから、会社が増長するんだ!という意見もあります。実際そうでしょう。

    私はM氏の意見が、あなた個人の心の救済ではなく、もっと世の中全般を見て言った意見のような気がします。(その場にいなかったのに大変失礼ですが!)

    僕だって労働者が自然に権利を叫べるような情報を受け取ることができる、そんな世の中を望んでいます。

    しかし、今の世の中そうではありません。

    そんな少ない情報の中、自分で選択して選んだ道だったと思います。一生懸命リハビリをし、自分の考えを変えることで職場に適応しようと努力した。なぜ私が変わらなくてはいけないのか?という当然の疑問を頭の隅で抱えながら。

    トライ&エラーの繰り返しだったでしょう。悔しい思いもしたと思います。


    僕はあなたに、自分の考えや資質をしっかり持ちつつ(長所も弱点も)、表現して、軽やかに世の中をわたっていけるようになればと思っています。あなたにはその素質があると思うし、そう感じます。


    ここまでの経験は決して無駄にはなっていない。あなたの選択は決して間違ったものではなかった。そして目の前には、また新しい世界が広がっている。

    色々書きましたが、これだけは。

    乱筆長文失礼致しました。

    更新、楽しみにしております。




    笑っていてください。
    あなたが笑っていられる未来を選択してください。

  4. >Error302さん
    コメントありがとうございます。

    今は職場と戦う意思はありません。
    仕事が好きで治療に耐えてきた気持ちが、不条理な退職という結末を迎えて醒めてしまったのだと思います。
    会社に戻れなかったことは今も悔しく、しばらくは引きずるだろうと思います。
    だからこそF心理士は、ダメージをそのままにしないために認知行動療法という手段で転換法を身につけることを勧めるのだと思います。

    会社の仕事が好きでも、すっぽりハマらないことがありますね。
    今回は特定の上司との相性の悪さが発端でしたが、自分が自分である限り、いつか会社との間にひずみが生まれていたかもしれません。

    自分を矯正するのはたやすいことではなく、認知行動療法との相性を疑ったこともあります。
    本当をいうと今でも疑っています。
    知識は得たけれど、心がついていかないのです。

    Error302さんのおっしゃるとおり、治療の日々は自問の日々でもありました。
    脚に包帯をまかれたフラミンゴみたいな気分でした。

    まずは自分が自分のすべてを受け入れ、そのうえで無理をしない自分で呼吸して、誰かのためのなにかを発揮できたらいいです。
    現実的に今は手当金に護られていても、いずれはまた会社に属することになりますから。

    私とあなたが顔をあわせたことがないとしたら、一般的にはコメントしづらい記事だったと思います。

    だから思いがなおさら嬉しかったです。
    書き込みありがとうございました。

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