心を診る第三者を持つこと

心療内科に出戻りして2ヶ月。毎週・隔週と通い続けて処方薬も定着した。次の診察は4週間後。昔通った診療所では診察前に血圧を測ったり看護師と話したりしたが、完全予約制の新しいクリニックはシンプルだ。「番号」を呼ばれたら診察室に入り最近の具合を報告する。身体の不調が落ち着いた今は次の予約を取って退室するまで10分もかからない。

待合室にずらりと先客がいるときもあるが、ひとりひとりの診察はさくさく進んでいく。あなたがたも小康状態ですか。

不安や緊張をやわらげ、意欲を向上させる2種類の薬。薬のある安心感は大きく、ピルケースに収まった錠剤を見ればお守りのように感じて朝晩の服用が楽しみですらある。

組織で働く限り不条理に阻まれ、この自分である限り苛立ちは続くのだろう。個人を尊重する企業はまだまだ少ないうえに、企業との相性は働いてみないとわからない。デリケートな心の破滅を回避できるのなら、心療内科にかからない理由はない。面倒な心をケアしてくれる第三者を持つことは心強い。たとえ短い診察でも。


2 comments on “心を診る第三者を持つことAdd yours →

  1. 以前のところとはずいぶんちがうんだね~!薬が効いてくれているならとてもよかったです。

  2. 今はカウンセリングを受けていないし、細かに体調を報告することもないので、自分自身を観察して報告することも役目です。
    8時間座っていられないほどの不調が去って薬の威力を感じているよ。

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