転職先、A or B?

A<B♡
エントリーから1ヵ月、とうに諦めていたA社の書類通過の連絡が来た。面接に赴くたびに筆記テストがあり、役員面接前には課題も出された。一方のB社はエントリー当日に返信がありすぐに面接が決まった。初回から社長面接だったけれど、これぞ意気投合、といえるほど話も弾んだ。

A<B♡
A社のオフィスは都心の自社ビル。ECも実店舗も充実していて、膨大な顧客データに好奇心をそそられる。B社の事務所は代官山のショップのバックヤード。イベントや広告を通じてブランディングにも関わるし、ラフな雰囲気も好みだった。母親に話すと「大きいとこには向かないんじゃない?」と言われ(よくわかってるな)と感心した。だけど私は迷っていた、内定が出る前から。

♡A>B
そのうちA社の内定が出、内定通知とともに労働条件通知書が提示された。いざ書面を見ると広大なフィールドの可能性に興奮した(うおぉ)。その頃、B社からは具体的な条件が示されずにやきもきしていた。やっと提示された額は現職と同等だった(うぅむ)。B社には報酬にこだわらない若い人材が向いているのかもしれない。

♡A>B
内定通知内には「タソ様の評価は一貫して高いものでした」と記載されていた。自分の企画方針に賛同が得られた安心感と、評価を契約に反映してもらえた納得感があった。A社に入れば勤務時間は1時間減るが、年収はあがる。定時刻も2時間早くなり、憧れのワーク・ライフ・バランスも絵空事ではなくなるかもしれない。

かくして。わたしはA社への入社を決めた。


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